土台を見直す

 





こんばんは。前回の投稿から少し間が空いてしまいました。
サボってた訳ではありません💦
 
blog初心者なもので、作り方や書き方などを勉強していました。
「月間○○PVブログの書き方」「どっちのタイトル読みたい?」などなど、
読み漁り…で、結局、自己流でいいや!となった次第です。笑
 
しかし、カウンセリングでは自己流という訳にはいかないですよね。
精神分析、来談者中心療法、認知行動療法などなど様々な考え方があって、
それを基に目の前のクライエントと関わっていきます。
 
これまでに何人ものクライエントさんと関わらせて頂いた私ですが
今回は、

『カウンセリング実践の土台づくり』 著:吉良安之 2015年 岩崎学術出版

土台を見直そうと、こちらの書籍を手に取りました。
慣れてきたころ、ある程度経験を積んだときこそ、基礎に立ち返る
ことをわたしは大事にしています。
 
吉良先生の論文は私が事例論文を執筆する際に参考にさせて頂き(まくり)ました。
なんといっても読みやすい。例を用いたり柔らかい表現を用いたりしておられるので
すーっと理解できます。
 
特に「聴く」ことと「訊く」ことの違いに関する説明は分かりやすいです。
クライエントの語りに耳を傾ける「聴く」
聴く中で生じた疑問を「訊く」
 
これは最初に学ぶことですが
それを追体験の流れに合わせて「鍼灸のツボのように」捉えるといいかもしれないといいます。
つまりクライエントの話を聴き、追体験しづらいところ(ツボ)に焦点を合わせる(訊く)ことでだんだんほぐれて理解が進むという事でしょう。
 
「聴く」練習はよく授業でありましたが、
「訊く」練習ってなかったかも。現場での経験でだんだん慣れたような印象です。
 
何を「訊くか」も大事ですが、どのように「訊くか」がもっと大事。
なんとなく分かっていたことを、明確に図で表して頂けました。
 
他にも、クライエントの体験様式の種類と
それに対するカウンセラーの働きかけを学びました。
 
吉良先生はフォーカシングを研究されておられます。
私もフォーカシングには大変関心があり、参考にしてカウンセリングしています。
 
クライエントが、自分の問題とどのくらい距離を持てているかが大事とされます。
近すぎて圧倒されたり振り回されるのもよくない
遠すぎて自分の事ではないかのようなのもよくない
 
適度な距離から「問題」を眺めて、やさしく関われるようにしてみます。
どこかに置いてみるイメージをしたり、擬人化してみたり、方法は様々。
 
 



 
他にも
事例や、見立ての考え方など、知ってるんだけど
改めて読むとしっくりくる感覚がたくさんありました。
やはり、土台を何度も見直すことは大事ですね!
 
 
今日もありがとうございました。

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