ダブリンも虹色に Dublin prideからLGBTQを考える

George's St.裏にあるおしゃれスポット
6月ももう少しで終わりですね。日本ではそろそろ台風の時期なのでしょうか?


以前ハッシュタグが虹色!セクシャルマイノリティーについて考えてみる

にてLGBTQについて少し触れてみました。このブログでダントツ1番の桁違いのPV数で
皆さんも関心があるんだなあ、と思い今回はせっかくなので今住んでいるダブリンでのことを。
今「自分はゲイだ」と公言している人達も含め様々な国の人と一緒に働いているのですが
そこで感じたことを書いてみます。

「海外はセクシャルについてはオープンだ」というイメージを持っている方も
多いのではないかと思います。
確かに日本と比べるとそうなのかもしれません。

日本でカムアウトしてくれた知人は話し始めの時
「実は僕・・・」と、なんとも言いにくいことを今から言いますよという前置きをして
話してくれたのですが、

こちらで一緒に働いている人は
ランチを食べながら「俺ゲイやねんけどー」と、さらっと言っていました。

また、全体ミーティングの時に、別の人も
「なんてったって僕はゲイだからね!」と笑いを誘うなど
たしかにオープンかつみんなの受け入れも当然というような雰囲気でした。

でも差別や軽蔑は存在しているようです。
「ダブリンはまだマシだけど自分の国には帰りたくないね」と南米の人がポツリ。
「親がゲイを嫌がるからね」と言っている人もいたり。

自分の性的嗜好をさらっと言ったり笑いをとったりしてオープンにしているからといって
何も感じていない、苦しいことがない、というのは飛躍した考えなんだなーと
思いました。

Dublin LGBTQ pride


たしかにいくらオープンとはいえ
差別や軽蔑がなかったらアメリカでゲイパレードが起こったり
今も各地に広まるプライドパレードはここまで大きくならなかったですよね。
これだけ大きくなったのは、それだけ何かを感じたり抱えている人がいるという
ことの表れですよね。

ということで、先週から何やら街が虹色になり始めたなあと思い調べてみたら
ありました。
Dublin LGBTQ Pride 2019!

6月20日から30日まで
様々なお店や会社が協力してLGBTQに関する活動やフェスティバルを行っています。
ダブリン市内を走る黄色いDublin Busが虹色になっていたり、
僕の好きなバーガー屋さんも看板を虹色に変えてアピールしています。
29日はパレードもあるみたいです。

お祭りだからってワイワイ騒いだり、虹色かわいいーと言って終わるんじゃなくて
深刻な問題だからこそ楽しみながら学びましょう!ということだと思うので
ダブリンにお住いの方や留学生は是非この機会に市内に足を運んでみてはいかがでしょう



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