上手くいってるフリしてないか

前回の更新から2ヶ月も経ってしまいました…



私事ですが、第1回公認心理師試験に合格いたしました。
初の国家資格。まだ登録完了していないため、現在は公認心理師と名乗る事はできませんが、
今後ともご贔屓頂ければと思います。

資格取得できたときこそ、
自分のカウンセリングを見つめなおす時

今回はこちらです

その心理臨床、大丈夫?-心理臨床実践のポイント- 遠藤裕乃 2018 日本評論社




スーパーバイズの重要性

この書籍は若手セラピストなら誰でもぶつかる壁に対し
ベテランセラピストからスーパーバイズ(以下、SV)を受ける
構成になっています

自分のカウンセリングの問題点を改善するため
あるいはさらによい援助ができるように
ベテランセラピストから助言や指導を受けることを
SVといいます

自分は上手く出来るからといって
SVを受けていないカウンセラーは
ちょっと危険と言えるかもしれません

教科書通りにカウンセリングを行うことだけが
全てではないと教えてくれています

認知行動療法の実践

メディアなどでも取り上げられて
長くなる「認知行動療法」(以下、CBT)

認知も広がり
精神科医療では
主流になっているとも言われています

認知療法・認知行動療法は、認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種です。認知は、ものの受け取り方や考え方という意味です。ストレスを感じると私たちは悲観的に考えがちになって、問題を解決できないこころの状態に追い込んでいきますが、認知療法では、そうした考え方のバランスを取ってストレスに上手に対応できるこころの状態をつくっていきます。
引用: http://cbt.ncnp.go.jp/guidance/about

CBTはマニュアル化されており、
様々なガイドブックが販売されています。

マニュアルに沿って行えば
クライエントさんの問題にアクセスでき
解決を導くことができるようになっています

CBTをどう実践するか

ではマニュアル通りにすれば
誰でも問題解決できるのか

そうではないから若手セラピストは
躓くのではないでしょうか

クライエントさんも十人十色
その人の特徴を上手く捉えた上で
少しずつカスタマイズしながら
行う事が大事といえます

実は
これまでCBT関連の書籍では
実施の方法や効果について
書かれたものが多く

カスタマイズに関する事に
触れられているものは
多くありませんでした

この書籍で何回も触れられているのは
クライエントさんとの関係性
についてです

クライエントさんとの関係性について
CBTでももちろん
「協働経験主義(=一緒に問題解決に取り組む)」
として述べられてきましたが
その言葉で片づけられて重視されていなかった
印象があります

うまくいってないと感じるとき

もし読んでいるあなたが
今CBTを受けていて
効果が無さそうと感じているなら

・セラピストに理解して貰えている感じがしない
・やらされている感じがある
・本当はべつの問題に焦点をあてたい

があるかもしれません

いいセラピストは
・CBTの導入前に深く理解をしめしてくれる
・様々な方法からクライエントに選んでもらう
・どの問題に焦点をあてるか一緒に決める

ことをしてくれるでしょう

また、実際に取り組んでみて
上手く行かない感じを察知したら
・焦点のあてなおし
・どのくらいセッションに満足しているか
・もっとよくするためにどうすればいいか

を話し合ってくれるセラピストほど
実力のあるセラピストと言えるかもしれません。

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